新規事業の取り組み

大正リバービレッジ

将来にわたり持続可能な「住み心地の良いまちへ」

基本的な考え方

以下の3つの理念は、本提案を通じた全ての価値判断の基準になるとともに、当社が本事業を進めるにあたって、
各種経営判断をする上での価値基準とします。

地域に愛される

大阪市内には数多くの集客施設があります。
つまり、周辺競合施設の高度化により地域間競争は激化し、お客様の感度は非常に高度化、ニーズは多様化しています。
この環境の中で進むべき方向は、「訪れたい理由の本質化」を捉えることです。
人は旅をする時、何を望むのか。
それは、訪れた地域で地域に愛されているコトを体験したいという欲求です。
風景しかり、飲食店しかり、「地域に愛される」コトが無い限り、訪れる人を本質的に満足させることはできないのです。
つまり、いくら集客しても、人が訪れても地域に愛されていない限り、まちは元気になりません。

「地域に愛される」時、目立つもの、おしゃれなもの、かっこいいもの、奇を衒ったものは必要ありません。
それらは一時的な盛り上がりは見せるかもしれませんが、持続可能なまちづくりには一切つながりません。
日常の中にあるコンテンツ(要素)を丁寧に読み解き、そのコンテンツのファンになってくれる潜在的なお客様の視点で価値を切り取り、独自の魅力(コト)を創造する。
大正区の要素である「水辺空間・沖縄文化・モノづくり」を、素直に丁寧に活かすことが大切であると考えています。

地域コンテンツ
1割のお客様

区民に愛される施設になることはもちろん、老若男女、国内外から多くの方が訪れ、大正区の良さを知ってもらいたいと考えています。
しかし、私たちが持つリソース(ヒト・モノ・カネ・時間)は有限であり、博打を打つように無節操に魅力発信をすることは困難です。
であるからこそ、大正区の魅力を理解する、感度の高い1割のお客様を大切にしたいと思っています。
感度の高さは大きな影響力を持ち、多くの人を巻き込む力を持ちます。
見た目、文章力、雰囲気。そして、感度の高さと情報発信力は、リアルでもネットでも比例します。
つまり、高い感度を持つ1割のお客様を魅了し続けることで、ファンがファンを呼び、国内外からのお客様を集客できるのです。

大正区活性化への貢献

~大正区で既にがんばっている個人・団体と一緒に大正区を盛り上げる~

地域に根ざす拠点としての役割

大正区民が知人・友人を連れて来たくなる場所へ

大正区のことが分かる場所

地元の方にとって、自慢の場所をつくることが、本事業において大切にしたい価値観です。
大型観光バスを積極的に誘致する方法ではなく、打ち上げ花火を上げ続けて集客するのではなく、
地元の方が、知人・友人を連れて来たくなる場所にすることが、
地域に根ざす拠点づくりに欠かせないことであると考えています。

大正区のことがわかる場所 大正区のことがわかる場所

思いを同じくする大正区内の個人や団体が集まる場所へ

みんなが集まりたくなる場所

新しいDIY文化を作ろうとしているWALPA、独自の世界観で大正に新しい風を創りだした井尻珈琲、大正駅での新たなコミュニティ拠点であるTAISHO DOCKなど、
大正の魅力を高めていきたいと考える個人や団体はもちろん、大正沖縄県人会といった地域に根ざした大正の文化を担う組織が、
気軽に集まってくる場所になっていくための仕掛けをつくります。

みんなが集まりたくなる場所

大正区全体へのにぎわい効果や地域還元策、連携策

ここから新しいコトが始まる予感をつくりだす仕掛け

月1マーケット

月1回の定期マーケットを開催することで、以下の3つの効果を生み出し、継続的なにぎわいづくりを仕掛け、大正区内への出店可能性を高める取り組みをします。

  1. 1.新しいチャレンジの場を定期的につくりだします。
  2. 2.大正区民をメインのお客様とすることで、市場の見える化
    (投資の呼び込み効果)
  3. 3.起業家を恒常的に発掘、本計画地でのチャレンジ+大正区内への出店へ
    (インキュベーション)

連携イベント

  1. 1.大正沖縄県人会との連携
    沖縄文化は何もエイサーだけではありません。沖縄が今も大切にする旧暦にちなんだ連携イベントを、県人会のサポートを得ながら進めていきます。大正沖縄県人会との連携
  2. 2.WALPAとの連携
    巨大な団地群である千鳥団地。現在URと連携して進めているWALPAの取り組みを、本事業でも後押し。季節毎の連携イベントを実施します。 WALPHとの連携

占用区域及び大正区全体のブランド力の向上

感度の高い1割のお客様が志向する、
土着感があってローカルな雰囲気を発信する仕掛け

地域広報PRの展開

中之島周辺での都会的でスタイリッシュな水辺のイメージではなく、大正区の魅力がしっかりと伝わる土着感があってローカルな雰囲気づくりをハード・ソフト面からしかけていきます。SNSはもちろん、定期的なプレスリリースにより本事業の認知度を高め、感度の高い1割のお客様から選ばれる拠点となるよう取り組みます。また、JR環状線や幹線道路から認知されやすい立地を活かし、サイネージディスプレイによるPRを行う予定です。
本事業の方向性は大正区全体の将来ビジョンに沿って展開するものであることから、本事業が、感度の高いお客様にどのようにポジショニングされるかが、地域のブランド力向上に直結することになります。

地域広報PRの展開

本市観光施策における
新たな観光資源としての
集客力強化

地道でも地域に愛されることが、観光集客につながる

日本全国観光観光と叫ばれて、外からの集客をいかに増大させるかという表面的な取り組みが目立ちます。
しかし一番の近道は、地域に愛され続ける拠点になることです。なぜなら、外からのお客様が来訪して一番望むものは、地域に愛されている飲食店で食べ、風景を見て、空間を感じたいからです。地道でも、地域に愛される拠点づくりの努力を惜しまないことが、結果として多くの外からの集客を実現します。
新たな観光施設に人を呼ぼうと常に打ち上げ花火のようなイベントを打ち、一時的な集客に一喜一憂し、客寄せパンダに高い予算を払うという、終わりなきループに陥っている地域は日本全国たくさんあります。大正区はそれらを反面教師にして、いかに地域から求められる拠点になるのか、またその状態を発信しつづけることが、最大の集客力強化につながることを認識して取り組むべきであると考えています。

集客力強化 集客力強化
RUTSUBO

コアコンセプト
ホテルから“日本の旬” を楽しんでいただく。
旬を感じ、ほんものを誰もが味わえる店。

漁港直送の活魚や、国産のこだわり野菜、上質な肉。
日本の豊かな風土が育む旬の食材を、確かな調理技術で活かしきる。
誰でも気軽に“ほんもの” の美味しさを楽しんでいただける、ホテル
の宿泊客や近隣のオフィスワーカーのための、新しい大衆食堂。

常に人が滞留する仕掛け作りとして、「入りやすさ」「賑やかさ」
「独自の雰囲気を持つ居心地のよさ」を店内に演出。
店内と外部空間がつながりを持ち、開放的な賑わいが街に広がっていく、
くつろぎと刺激が交差する空間。

「ほんものを誰にでも」届けられる仕組み!

食材の旬を追いかける
栄養、味、すべてが一番輝く「旬」の食べ物を積極的にメニューに
取り入れ、季節の移ろいの豊かさを楽しめるフードの提供。
良質な食材による
Quality of life の提唱
こだわりを持って生産に臨む、厳選した産地から仕入れる食材をできる限り
使用することによって、お客様の食生活の質の向上に貢献。
職人の確かな技術による調理
食材を活かす職人の調理技術によって、家庭ではなかなか味わえない、
特別感のある料理を提供する。「ここでしか味わえない」雰囲気を演出。
リーズナブルな価格
お客様の手が届きやすい手頃な価格を実現することで、
普段使いしやすく誰にでも日本の旬の食材を楽しんでいただける店を目指す。